自戒

作者 西乃狐

[現代ドラマ・社会派]

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 弁護士法の特例としての特別措置法に基づき、特定金銭債権の管理回収を行うのが通称「サービサー」と呼ばれる債権回収会社である。法律の規定によりその社名には「債権回収」の四文字を使うことが定められている。
 かつて、不良債権に苦しんだ銀行は、自らの不良債権処理のために挙ってサービサー子会社を設立した。それらは銀行とは別法人でありながらも、実質的には銀行の不良債権処理部門である。社員のほとんどが銀行からの出向者とOBで占められており、最終決裁権限を銀行の審査部門が持つ場合が多い。
 銀行の監督官庁は金融庁であるが、サービサーは法務省の管轄である。
 尚、何故「サービサー」と呼称するのかについては諸説ある。

目次

完結 全1話

2020年10月31日 13:31 更新

登場人物

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ファンレター

融資渉外担当者の心

ファンレター失礼します。 銀行のこと(すなわち自身の評価!)を考えると、一気に回収したり、関連ノンバンク借り換え作戦かなあ、と思います。 (すでにここはサービサーですが) が、やはり人間としての触れ合いといいますか、お互いの尊重、信頼というものが大事だなあと思いました。 担当者としての心と頭の動きがリアルだと思いました。 有り難うございました。

返信(1)

素晴らしいです

ここには出てこない社長の人柄まで感じられて、素晴らしい作品だと思いました。会社を畳むことになっても、この社長には何らかの形で仕事を続けて欲しいものです。 こちらの作品は池井戸潤さん風ですが、他の作品も完成度が高く、読み応えがありますね。また読みに来たいと思います。

返信(1)

小説情報

自戒

西乃狐  WesternFox

執筆状況
完結
エピソード
1話
種類
一般小説
ジャンル
現代ドラマ・社会派
タグ
【2000字お仕事】, 銀行, 不良債権, サービサー, ショートショート, 短編
総文字数
1,988文字
公開日
2020年10月02日 08:52
最終更新日
2020年10月31日 13:31
ファンレター数
2