西瓜
迎え火は、ご先祖様の霊が浄土から迷わずに自宅へと戻ってくるための目印です。
送り火は、お盆を自宅で過ごしたご先祖様の霊が浄土へ帰るのをしっかりと見送るためのものです。
いずれも玄関先などで、焙烙(ほうろく)という素焼きの平皿に短く折った苧殻(おがら)をのせて燃やします。
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死んでしまった者に対して何を思ったところで、取り返しはつかない。それを誤魔化す為、少しでも自分の気持ちを楽にする為に、人は故人に手を合わせる。初七日や四十九日に、初盆に、一周忌に、どんな法要をしたところで、満足するのは故人ではなく生きている人間だ。これを自己満足という。
そんなふうに思うことは、人の道に反することなのだろうか。
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2020/09/30 NOVEL DAYS × tree 2000字文学賞「ホラー小説」にて「優秀作品」として選んでいただきました。
目次
完結 全1話
2021年04月23日 23:55 更新
登場人物
登場人物が未設定です
ファンレター
ごめんなさい訂正です。
泣けました→泣きました です。 ごめんなさい。訂正のやり方がわからず、再度ファンレター出しました。何度もすいません。 何気ない日常に一番心が揺さぶられました。涙腺崩壊です。 素敵な作品ありがとうございました。
小説情報
西瓜
- 執筆状況
- 完結
- エピソード
- 1話
- 種類
- 一般小説
- ジャンル
- ホラー
- タグ
- 【2000字家族】, 母, 息子, お盆, 送り火, 短編, シリアス, ホラー, しんみり, 【2000字ホラー】
- 総文字数
- 1,945文字
- 公開日
- 2020年08月20日 14:23
- 最終更新日
- 2021年04月23日 23:55
- ファンレター数
- 4