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活動報告

コンクールじゃない音楽小説

音楽(クラシック)をテーマにした小説、いまの日本にそこそこありますけど、コンクールの話が多くないですか? 個人戦か団体戦かの違いはあっても、けっきょく、トップをめざして争って、さあどちらが(誰が)勝つか?というね。
そうじゃない物語を書いてみたいと思うんです。

レーゲンスブルクにいたとき、教会音楽学校に通っていました。ミサの伴奏者を育てるところなので、歌と指揮とオルガンと、って、しこまれることは多いかわりに、それぞれに要求される最低ラインはとってもゆるいんです。と言っても、私は死にかけましたけど(笑)。そして仕事の関係で途中までしかいられなくて卒業はできなくて、すごく残念でしたけど……。
もちろんめちゃくちゃ才能ある子もいたけど、私みたいなへなちょこもいさせてもらえて、まさに「みんなちがってみんないい」という、和気あいあいとした所でした。本当にみんないい人たちでした、本当にピュアで。先生も生徒も。泣けるくらい。

「他人と比べるだけが人生じゃない」ということを、書いていきたいです。

2020年 12月11日 (金) 21:43|コメント(5)

すごく共感です!本当に「音楽小説」っていうと、「コンクール」(笑)。基本的にスポコンか、あるいはどろどろしたライバル同士の足の引っ張り合いとか、甚だしきは殺人事件(‼)とか^^;…これって日本だけじゃなく、アジア全体の学校教育の結果なのかもしれませんね。隣にいるのはライバルだと叩きこまれるという…。その意味で、この『ジークフリート・ノート』の世界の楽園感、幸福感はすごいです。…そして、特筆すべきは、悪役もライバルもいないのに、この物語が「すっごく面白い!」ってことなんですよね。続きが本当に待ち遠しい~(^^)/
さっき書いた「ライバル」の意味は「敵役としてのライバル」の意味です。
ありがとうございます!! そう言っていただけると本当に嬉しいです。\(^-^)/
自分の限界まで、純粋で善良な人々を書いてみたいと思っています。
それでも悲劇は起こります。作為も悪意もない、誰も悪くないから、そのぶんどうしようもない。
(誰も死にはしませんけど。不治の病にもかかりませんし、記憶喪失にもなりませんけど。笑)
それを乗り越えて、全力でハッピーエンドをめざせ! というお話です。(*^^*)
脇役の美人カルテット軍団(あ、明記してないけど当然4人とも美女です(笑))、今回はファニイちゃんにセンターに出てきてもらいましたが、そのうちクララちゃんとオーロラちゃんもがっつり活躍します。ステキ男子たちも各種とりそろえておりますので(笑)、楽しみにお待ちください!(^^)/
レーゲンスブルク教会音楽学校、久々に名前を聞きました。
聖グレゴリオの家の講座に通っていた時、単位を取得すると教会音楽家Bの資格がいただけたのです。
人のためじゃない音楽、無私の音楽。今は全て中断していますけど。
未村さんの群像劇を楽しみにしています。
南様、読んでくださっているんですか、ありがとうございます!
私も聖グレゴリオのご紹介でレーゲンスブルクに行ってきたのです。けっきょくBは取れてませんけれども。
じつはチャイコフスキーはオルガン曲だけは書いていないのですが(ロシア正教会だから)、なぜかオルガンの話がたくさん出てくるのはそのためです。^^
では第八曲の「フラウエンインゼル」もお分かりになりましたか? あれはキームゼー(キーム湖)がモデルです!