五月の死神
――佐伯さん、あなたずいぶんね。せっかくお手紙さしあげたのに知らんぷりして……。
昭和初期のミッション系高等女学校。
クラスの女王・杠和子と、「死神」とあだなされる佐伯文枝。
二人の少女の関係は、意外な方向に動き始める……。
※本作は昭和八年(1933年)に起こった「三原山女学生心中事件」をモチーフにしていますが、作品内容は作者の純然たるフィクションです。
ファンレター
あぁ、連載が終わってしまった。ロスって、こういう気分のことなのですね。 文枝さんと一緒に、私の情緒も浮き沈みしました。知らないこの時代の女子学生になったような気持ちで、色々な場所を移動することが出来ました。文枝さんに感情移入してしまい、隣の唇を見て、温もりまで感じました。 見事な構成、そして美しい表現、特に会話文に私はうっとりとしました。 いやぁー、ホント、すごかったです。 しばらく余韻に浸ります。
本日で10話まで読みました。時代を感じさせる会話が、実に美しく、ときに妖艶で、ため息がでます。三原山事件は薄い知識だけですが、あぁ、あの目撃者は、あの二人は、と、もうこの物語と完全にリンクしてしまってます。これからが、また盛り上がりますね!南ノさん、わぬわくそわそわしながら待ってます!
南ノさん、 今回もとても楽しく読ませていただきました。 良質な映画を観ているような気分でした。 南ノさんの文章は、綺麗なだけではなく、砂浜の質感や登場人物たちの影までも感じさせるような リアルさがあって、まるで目の前で起こっていることのように、生き生きと描かれていて、引き込まれてしまいます! そして、三人の少女たちのそれぞれの美しさも巧みに描かれていると思いました。 一体、過去に何が起こったんだろう。。。すごく気になります! 続きを楽しみにしております!
南ノさん、 こんばんは。 夜分遅くにコメント失礼いたします。 南ノさんの『五月の死神』、大変面白かったです。 一気に拝読いたしました! まず文章がとても綺麗ですし、登場人物も生き生きと描かれていて、魅力的ですね。 緩むことのない糸のように、ところどころに張られた伏線もとても巧みで、 この先どうなるのだろうと気になります! 続きを楽しみにしています。(^^) Sari_B