王様と初めての出会い

文字数 1,492文字

 「海様が自然の子で、とっても強いものだから、海の近くになったら無邪気にするな」子供のころから母に聞かれてもらった。しかし、子供のころに、海様に興味を持たなかった。全世界についてのいろいろな本があったし、さまざま映画やゲームがあったし、やがて国々の面白い文化もあったし、そのことの屏風の後ろで隠したように、いつもそばにいた海様が見られなくなった。
 それで、私と海様が住んでいる世界の初めての出会いは女性のころに起こった。私は中学生だった。そのころになったつながりがなんといっても今でも非常に強くなった。
                ********
 「そろそろ着いているよ、ニナ!」母が言った
 しかし、私は聞こえなかった。
 「まったく、寝てるの?何か答えてね」母が言い続けた。
 夢中に考えた。私が悩んでいることがあっただから。最近、友達とけんかしてから、どうすればいいかと思ったばかり。
 「馬鹿な子」母の小言を聞いてもらった。
 左側でも右側でも森しかなかった。美しくて戻り色で豊だけど、一般的でつまらなかっただと思った。南へ行っても、濃い緑の葉があった。北へ行っても、翡翠の緑の葉があった。東へ行っても、淡い緑の葉があった、西へ行っても、淡い黄色い滴のような汚点がある緑の葉があった。花もあったものの、小さくてあまり見えなかった。というと、葉が情けないことだ。秋になると死んでしまう。って考えた。
 十分後、浜辺に着いた。両親は早く車を降りた、見回った。
「最近、天気が穏やかだね」
「そうだね」
 そして、私も降りた。
「ニナ、天気がいいし、水もいい。泳げない?」私を見てこの日非常にぴんぴんとしている母が言った。
 私はうなずいた。せっかく来たから、泳げるのがいいんじゃないかと思った。しかし、天気が言ったことよりよくなかった。空が曇っていたし、雲が暗かった。といっても、風がなかった。嵐の兆候がなくて変な日だった。
それなのに、私は泳いでみた。海の水に落ちると、その前に感じたことがないことを感じ始めた。私の恨みや痛みが消えてしまった。誰かとけんかしたか覚えられなかった、だれと来たか覚えられなかった。寒い水の中は体とつながいながら、ゴムで間違いを消す学生のように、人生と関する問題を取って返さなかった。目を覚めた時、私が海面の鏡の下にいた。鏡の後ろに誰もいなかった。一つだけ見られたことは太陽だった。8月の太陽はいつもひどくて暑いといっても、海面の下の世界まで届けなかったよう。太陽の熱さを感じたことがなかった。どこでも寒い海の水を感じていたが、気持ちがよかった。ここで守れたと思った。海面の下の世界は人間の世界ではない。それで、ここに、けんかがないし、戦争もないし、結婚や離婚の問題もないし、家族問題もないし、ほかの人間問題がない。なんといっても、素敵な世界だった。私がこの未知の世界を見つけたから、うれしかった。人間の中に、この世界が誰にも見つかられなかったおかげで、今からこの世界が私のものだと思っていた。しかし、それが失敗だった。
「来てくれてありがとう」女性の優しい声を聞いた。
 何か言ったかったが、沈黙しかできなかった。私の世界の特徴は何が起こっても守る沈黙だった。でも、彼女は、だれ?沈黙を守る必要を分からない女性はだれ?
「お久しぶりですね」彼女が言い続けたが、私は何も言えなかった。
いじわるだと思った。
「じゃあ、わかるように説明してあげますよ!」
 彼女が見えなかったが、やっぱり、彼女の声が優しいし、言い方が礼儀正しいし、未知の女性が姫様みたいに感じらせた
 まさか、海様?!

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