女性のお話:アングの待ち合わせ(第八) 

文字数 2,071文字

 「父親!」イシが叫びました。
「静かにしろ」オウが言いました。
「もう来ないで!」イシが止められませんでした。
オウはイシと近づいて、抱きしめました。
「安心しろ。俺は君らを助けに来た!」
「え?!」
その時、オウ父親の目を見ました。オウ父親の目はキラキラで、涙が出るようにしていました。
「君は誤解したんだね。スイ・ヘイさまをアングまで連れ。それから、一緒にウハンガ・トゥンまで行きなさい」
「ウハンガ・トゥンはいったいどうしてそんな大事なことんだか?」
イシはわかりませんでしたが、私ははっきりわかりました。母親が教えてくれました。ウハンガ・トゥンは聖になったお寺の中に一番大事なお寺だった。ウハンガ・トゥン寺で、最も賢い坊主が集まりましたし、そして、仏教と神々様の力の中心となりました。南の国にありました。しかし、あそこへ行くのは、特別な目的が必要だと考えていました。
と言っても、私はいつもウハンガ・トゥンへ行きたかったのです。それは、昔話から来たところでした。夜になっても、いろいろな提灯をつけて、昼のように明るくなります。どんな時でも、いつも人がいます。朝中、人々は祈りと座禅に行きます。昼中、子供は遊びと教育に行きます。夕方中、いろいろな祭りが行います。そして、夜中、貴族や姫様たちは占いなどの問い合わせに行きます。坊主も、時間によっていろいろな義務をします。朝の坊主は掃除をしています。昼の坊主は子供を教わります。夕方の坊主はお寺を飾ります。夜の坊主は貴族やお姫様に手伝います。
でも、その美しくて難しい世界に私の役割はなんでしょうかな?女神になっても、私は知識がないもんだと考えました。
「スイ・ヘイさま、聞いてちょうだい!君がいなかったら、俺たちは死んでしまうかもしれません。神様の怒りが強すぎて...」
なんといっても、これが私の運命と結局分かりました。
「わかりました、オウさん!すぐに、ウハンガ・トゥンへ行きます!」
「でも、今、アングへ行かなければいけないんですよ、お姫様!ウハンガ・トゥンへ行きに王様からの特別な照明書が必要となりますよ」
「でも、アング...王様...」
子供のころをはっきり覚えて、王様と会うのは怖かったのです。
「スイ・ヘイさま...」イシは私を呼びました。
「な...なに?」
私の声が揺られました。
イシは膝をつきました。
「お願いします!私にスイ・ヘイさまを守らせてください!」
イシの声も揺られました。
「スイ・ヘイさまの心は何よりも神様のようにキレイで、もう不正なことをやめてほしいです。長い年、国の中心から離れた村は貴族の放蕩による神様の怒りで悩んでいます!スイ・ヘイさま、それをやめる方、また、私たちの命を祈って守れる方は、スイ・ヘイさまだけです!」
その演説で感動しました。
「わかりました。」
私はイシの手を触りました。
「一緒にやりましょうよ!」
イシの笑顔を見て、安心しました。
「はい!」イシが言いました。
オウ父親は私を見て、黙礼しまた。
「では、スイ・ヘイ姫様、失礼いたします!」
イシも私も驚きました。
「ちょっと、一緒に行かないの?」
「行かないんだ。俺は村を見守らないといけないなんだよ」
「そうなんだ?じゃあ...」
イシは父親に近づきました。大人のイシの身長は父親の身長と同じで、暗い森で、同じな強い武士のように見えました。
「父上様!」
イシは跪きました。
「私は悪い娘なのに、父上から世話をしていただいた。後悔されていることが多くて、その旅は贖いにさせていただきたい!」
答えとしてオウ父親はイシに自分の直刀をくださいました。
「父上様!これが...」
「オウ家族の直刀なんだね。君に渡る。使って、ちゃんと守りなさい!」
イシは涙が出ました。
「ありがとう、父上様!」
「でも、ちゃんと聞きなさい。これがただの直刀ではない。オウ家族の直刀は光の直刀で、光の心なら結構に使えるのに、光のない心は直刀が使えないんだ。」
「光の心って、どういうこと?」
「意思は誠実になるはずということで、意思は誠実にならなかったら、使えなくて、直刀の力は算盤ずく人に対していつも向けるよ。」
「わかった。直刀のいい主になりに、頑張っておく!」
それから、イシはオウ父親に抱きしめられました。そのように、父親と別れました。
父親と別れて、また森の暗さに入ると、子供時代の終わりを感じ始めました。母親と一緒にいた時間、あと、オウ家族の家に住んでいた時間に、私は子供のように守られましたし、安全を感じていましたし。しかし、オウ父親と別れた時、全部が違うようになりました。そのあと、いつも安全が感じられませんでした。
「イシ?」私が急にイシと話したかったです。
「はい、スイ・ヘイさま?」
イシの態度も違うようになりました。もう、イシの失礼そうな言葉を聞いたことがありませんでした。
「どうして、自分の意見を変えましたか?」
「えっとね...私は父の娘なんだ。一人の子供で、一人の嗣子だよね。それで、父の責任は私の責任だ。私もオウ村を守らなきゃ。」
「そうですか」
その時、イシも変わった。
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