第29話 最有力入門者と学園長

文字数 1,903文字

第29話 最有力入門者と学園長

ゼイル『森緑大陸の中で人間界が世界で一番攻略が優しい大陸だろ
レクサム『ああ、七つあると言われている大陸の中ではな』
レクサム『森緑大陸には、人間界・精霊界・獣界(じゅうかい)が存在し大陸の中では広い部類に入る』
レクサム『各大陸での冒険の難易度は、冒険者が死亡・行方不明の報告記録を元に魔導協会が認定している』
レクサム『次の目的地である精霊界に向かう為には、森緑大陸の最奥にある為、獣界の更に奥地に向かうしかない当然此処とは住む魔の存在も変わり難易度が、跳ね上がる。まだ魔法術を駆使せずに攻略出来るだけマシだけどな…』
ゼイル『魔法術…魔法・魔術共通の、五つに分類された。現代の魔導解明の、成果か…』

今日一日目を終えた。明日は、本格的に魔法術について学ぶ日だ。
魔法術は、全ての冒険者の必須技術でありこの先、この魔法術が自身を冒険の先から守ってくれるとミレイさんに教えられた。
私は、明日から本格的な9日間の学園生活が始まる
今日の冒険書を書き残すと疲れたのかそのまま寝りに着いてしまった…
翌朝…目を覚ますと同時に、シェルピーも目を覚ます。
シェルピー『おはようございます。パメラさん』
パメラ『おはようございます。シェルピーさん』
シェルピー『今日も、頑張りましょうね』
特別入門者の部屋は、王族が利用する部屋が用意される
私は、広い部屋はどうも落ち着かなく入った時はあまりの豪華さに慣れなかったがテーブルの上で寝るのを気に入ってしまっていた
シェルピー『大丈夫ですよ寝心地が良いですよ』
そう言って、カーテン付きのベッドを譲ってもらった
シェルピー『これなら、あまり周りが見えないので寝られるかも知れません』
言われた通り私には、馴染んでいた。
パメラ『ありがとうございます。』
シェルピー『朝食を用意なされていますので向かいましょうか』

学園内の廊下は、とても広々く何処までも続いているようだった
他の入門者の方達から視線を、感じる
シェルピー『まだ、注目されていますが気にしないでいきましょう。』
?『あの、金色の髪の女の子王族様だってよ』
?『ああ何でも、珍しい光属性を持つらしい』
?『あの子、見たこと無い綺麗な髪…』
?『教師ですら感じたことの無い魔力属性をお持ちのようですわ』
?『特別入門者は、こんなにも凄いのか』
?『我々、貴族も負けては居られないな』
朝食は、7階ある内の1階にあり白いテーブルクロスが敷かれている上に豪華なお食事が並べられていた
三年生に当たる入門者は、赤いテーブルクロス、二年生は青いテーブルクロス一年生は、白いテーブルクロスだった
私は、どれも食べたことが無いので少し迷っていたが後ろからシェルピーの声では無い誰かに声を掛けられる
?『あら…見たこと無い顔ですね』
?『たとえ少女とは言え三年生に、先を譲るのがこの学園では常識…』
?『よせ、制服を見ろ月の紋様…噂の特別入門者だ』
?『あああの…会長と知り合いの方ですね』
ユリウス『失礼私は、ユリウス・デュゼリオンだ二人は、左からアゼール・クラジール、ランザリオ・ウェングレイだ』
ランザリオ『初対面の人に、まずは自分の名前を名乗るこれは、確かに常識…』
ユリウス『賢くは無いが常識は理解している奴だ。どうか嫌わないで貰いたい』
?『何の騒ぎだ。』
大勢の、入門者が道を開ける
ユリウス『ラザトーム学園長だ。教師を束ねる此処の最高責任者にあたる』
ラザトーム『ラザトーム・エバンダリアだこの者達に失礼は無かったかね?』
ラザトーム『!』
ラザトーム『これは、失礼しました。シェルピー様』
ユリウス『シェルピー様?あのヴァラメンス共同国の第三王女』
一斉に頭を下げ始める
シェルピー『皆様…頭をお上げ下さい』
慌てて居るシェルピーを見るのは、初めてだった
ラザトーム『どうぞ特別入門者のお二人方この学園での最高のお食事をお楽しみなさって下さい』
先程の、3人はこの学園の最有力入門者であり最有力入門者とは、その学園内で最も好成績を残している者がそう呼ばれている
もし出門すると首席で出門した事になる学園で指示が集まる者達だ
ラザトーム『よく見ると、綺麗な髪をお持ちだ特別入門者であり王族のお方だ。それも、常識だろう』
アゼール『本日は、賑やかですね』
ユリウス『それにしても、見た事が無い髪をお持ちだ。これは、きっと幸運が宿っているだろう』
朝食を、済ませるとそれぞれの学年棟に戻って行く
ユリウス『それでは、私はこれで』
アゼール『またお会いした時に』
ランザリオ『別れの挨拶は常識…』

学年棟で、教師を待って居るとそこには、再びカルドラさんが見えた…
カルドラ『これより、魔法術について教える』
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