第32話 五つの魔法術3

文字数 1,490文字

第32話 五つの魔法術3

カルドラ『では、始めようとしよう』
中庭には、沢山の見たことのない綺麗な花が沢山彩っていた
カルドラ『ここは、他にも貴族がお茶をする場所でもあるので手っ取り早く終わらせよう』
カルドラ『君達にやって貰うのは、君達が最も得意とする魔法術を見つけることだ。』
カルドラ『まずは簡単な召喚術から学びたいが生憎君達には、聖なる存在と会ったことのない者も居るだろう』
カルドラ『聖なる存在が居ないと言う事は、召喚術が扱えない』
カルドラ『なのでやり方だけ伝授する。』
カルドラ『召喚術下階(かかい)妖精ミーネル』
カルドラ『済まないミーネルこの子達に、いろいろ教えている最中なんだ』
妖精は、一瞬私たちを見たがカルドラさんの言葉を聞いて安心したのか…カルドラさんの肩に座った
カルドラ『この子は、ミーネル妖精は種族でもっとも下位に位置している』
カルドラ『魔導協会が分かりやすく分けているのは、我々人間と同じ姿で声を出してコミュニケーションを取る者達をエルフと呼ばれる』
カルドラ『そして声を出さず名前が無いが中には名前を持つ聖なる存在の者達を、精霊と妖精と呼ばれている。』
カルドラ『魔導協会が、分かりやすく区別しているものを挙げれば、一番上から「アークエルフ」全ての妖精王を束ねる精霊王がこの種族で呼ばれる』
カルドラ『次に、先程話に出た妖精王精霊界と呼ばれる此処、森緑大陸の三つの世界の一つにある国々を治める王達とそこに住まう国民の者達を、「エルフ」と呼んでいる』
カルドラ『そして、喋る事はないが聖なる存在として認められている者達を精霊・妖精と呼んでいるのだ。』
カルドラ『召喚術には、もう既に見た者も居るとは思うが、下階・中階・上階・最上階の四段階でクラス分けがなされている』
カルドラ『これは、魔術共通であり』
カルドラ『呼び出せる者は、聖なる存在として生まれた者だけになるエルフらとは、全くの別の存在であるのだ。』
カルドラ『召喚術で行えるのは、主に手助け、助け合いだと私は、考えている』
カルドラ『それでは、やり方だが絆と信頼が芽生え自分に着いていくことを誓った聖なる存在の姿を再度思い描く事で可能となる』
カルドラ『自分が決めた名前だったり別の人々がそう呼んでいる名前だったりを、呼ぶのも良し、来てくれと願うのも良しだ。』
カルドラ『召喚術は、以上だ。』
カルドラ『ミーネル今日は、ありがとう』
妖精は、瞬く間に姿を消した。
カルドラ『それでは、結界術を皆んなにはやって貰う』
カルドラ『やり方は、簡単自身を防御するイメージを思い描く事』
カルドラ『これは、他者を守ると言う強い意志でも、可能となる』
カルドラ『魔力は、自身の意志が強く反映しそれに動じる。それは「従う」と同義また、魔法は自身の意志によって思うように扱えそれは、人を護り・楽しませ・助ける事が出来る。』
カルドラ『魔術は、その逆…人を殺す・呪う・騙す・支配すると言う意志が込められて自身の魔力は、それに動じる』
カルドラ『それでは、皆んなもやってみよう』
皆んなが、結界術を行っている際に、カルドラさんに呼ばれた
カルドラ『君たちは、応用術と回復術をやって貰う』
カルドラ『皆んなには、そう言うセンスは無いと君達の仲間から伝えられた。』
カルドラ『この学園は、貴族だろうが才が無いと落門となる』
カルドラ『君達は、特別入門者あの会長の事だ全く才が無いなんてあり得ない話』
カルドラ『パメラさんが、一瞬で感覚を取り戻し魔力を制御したみたいに』
カルドラ『応用術と回復術のどちらかは出来るはずだ』
そして私は、回復術をシェルピーさんは、応用術の才を試すのだった…
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