セリフ詳細

二人は金閣寺の参道を歩く。砂利が敷かれた道に、塀で囲われた寺、庭には木が生えている。紅葉の季節になればきれいだろうが、あいにく今は暖かい時期のようだった。あちこちには観光客向けの出店が出ており、俗世っぽさがあからさまに漂う。瑞生は記憶がないのでそれを珍しそうに眺めるが、他の人たちが普通に見ているところを考えると、あれはたいして珍しいものではないらしい。

作品タイトル:ヤゴコロジック

エピソード名:金閣寺を見て記憶するだけの簡単なお仕事 おまけ収録

作者名:秋照  akiteru

17|ファンタジー|完結|35話|79,124文字

妖怪, エセ和風ファンタジー, 適度に怖くないホラー, 怪異

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人も識も妖も物も、すべて幻に帰結するがいい!