セリフ詳細

やはり行き止まりのスペースなのですが、ひとが一人入ることが出来ることしか出来ないくらいの大きさのスペースなのです。そこで、熱心に文面を読んでいたお姉さんがいたのです。書いてある文面が興味深いので、るるせも読もうと、スペースをのぞき込んだらしいのです。それでお姉さんがるるせがいることに気づいたそうなのですが、こっちを見て身体が震えたそうなのです。そりゃそうなのです。入り口を塞いだかたちになってしまったのです。通せんぼです。しかも暗がかりになりそうな場所。これが悪意を持った男性だったら、と思って恐怖したのだと思うのです。

作品タイトル:死神はいつも嘘を吐く

エピソード名:この美術館の可視/不可視のフレームはなにか、について(中)

作者名:成瀬川るるせ  rulerse

6203|学園・青春|連載中|122話|210,992文字

死神, ガールズラブ, 百合, 社会・思想, まったりタイム, 現代ファンタジー, チャットノベル大賞, 宅飲み, 日常, 創作論・評論

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今日もまったりライフの、田山姉妹と居候の死神少女が織りなす一幕劇。忍び寄る影には評論のチカラで立ち向かえ。死神少女たちの青春×思想に、抹茶ラテを添えて綴る日常ファンタジー。