セリフ詳細

ベンヤミンによれば、ボードレールは、この最後の一文が彼に払おうとした敬意に、確かに価した。けれども、だからといってボードレールは、文士の現実的状態を見抜く洞察に欠けていたわけではない。文士を、そしてまっさきに自分自身を、娼婦と対質させることは、ボードレールには手慣れたことだった、と言うのです。

作品タイトル:死神はいつも嘘を吐く

エピソード名:探偵ボードレールと病める花々【第八話】

作者名:成瀬川るるせ  rulerse

6203|学園・青春|連載中|122話|210,992文字

死神, ガールズラブ, 百合, 社会・思想, まったりタイム, 現代ファンタジー, チャットノベル大賞, 宅飲み, 日常, 創作論・評論

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今日もまったりライフの、田山姉妹と居候の死神少女が織りなす一幕劇。忍び寄る影には評論のチカラで立ち向かえ。死神少女たちの青春×思想に、抹茶ラテを添えて綴る日常ファンタジー。