セリフ詳細

話を戻すと「この美術館の可視/不可視のフレームはなにか?」は、単純な話だと国立西洋美術館なのだから「西洋美術」という「フレーム」があって、そのなかでの展示、というのが国立西洋美術館が名前の通り国立西洋美術館である由縁なのです。それはアイデンティティと近い。でも、成立の経緯はもちろん複雑で、国立西洋美術館は「松方コレクション」の保存・公開を目的として1959年に設立されたという経緯があるのです。そうすると、可視のフレームとしては西洋美術、不可視のフレームとして設立の経緯が考えられますね。

作品タイトル:死神はいつも嘘を吐く

エピソード名:この美術館の可視/不可視のフレームはなにか、について(上)

作者名:成瀬川るるせ  rulerse

6203|学園・青春|連載中|122話|210,992文字

死神, ガールズラブ, 百合, 社会・思想, まったりタイム, 現代ファンタジー, チャットノベル大賞, 宅飲み, 日常, 創作論・評論

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今日もまったりライフの、田山姉妹と居候の死神少女が織りなす一幕劇。忍び寄る影には評論のチカラで立ち向かえ。死神少女たちの青春×思想に、抹茶ラテを添えて綴る日常ファンタジー。