セリフ詳細

若いと言っても1941年生まれで、残念ながら10年前に69歳で他界してる。

この小説でデビューしたのは1977年だから36歳で、少し遅咲きだね。

その頃の彼は、DEC (Digital Equipment Corporation) というアメリカのコンピューターメーカーで働いていたエンジニアだったんだ。

当時DECのコンピューターはミニコンと呼ばれていて、今のインターネットやクラウド・コンピューティングの土台になったUNIXというOS(オペレーティングシステム)の開発環境として知られていた。

私も学生の頃に、このDECのVAXというシステム上でロボットの制御プログラムを書いたことがある。その後の吸収合併で今はなくなってしまった会社だけれど、名前を聞くと若い頃を思い出して懐かしくなるね

作品タイトル:苦手な人のためのSFセレクション

エピソード名:その7『星を継ぐもの』と巨人たち

作者名:加藤猿実  Sarumi

30|SF|完結|15話|41,200文字

SF小説, 対談, 大学教授, 女子大生と高校生, 初心者向け

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「SFってとっつきにくいですよね」
「SFってサイエンス・フィクションでしょ?」
「もう科学万能の世の中じゃないし,今さらSFってね?」
「たまには読んでみたいけど、何から読んだら良いのかわからない」
そんな風に考えている皆さんのために、SFファンでもあるロボット工学者の森谷幸弘博士にお話を伺いながら、先生がお薦めするSF小説を紹介していきます。
(森谷先生は5年後に小説『Ai needs Yu』に登場する架空の人物ですので、悪しからず)

追記:グレッグ・イーガンがないのは何故か? と友人に問われました。筆車は大好きな作家ですが、森谷先生はイーガンの登場以降SF小説は少し難しくなったと感じているようです。