セリフ詳細

小説は月から始まるんだよ。
月面で深紅の宇宙服を着た宇宙飛行士の遺体が発見される。どこの国の人物かも判らず、文字も地球上のどの文明のものとも違う。
「ルナリアン」と名付けられたその人物は、科学的な調査の結果、有史以前の5万年前に亡くなっていたことが判明する。
生物学者は、彼が間違いなくヒトであることを証明する一方で、最先端の科学技術でも実現不可能な高度なエネルギー源や、食料の分子構造が地球に存在しない生物に由来していることから、ルナリアンがいったいどこから来たのか、どんどん謎は深まっていくんだ

作品タイトル:苦手な人のためのSFセレクション

エピソード名:その7『星を継ぐもの』と巨人たち

作者名:加藤猿実  Sarumi

30|SF|完結|15話|41,200文字

SF小説, 対談, 大学教授, 女子大生と高校生, 初心者向け

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「SFってとっつきにくいですよね」
「SFってサイエンス・フィクションでしょ?」
「もう科学万能の世の中じゃないし,今さらSFってね?」
「たまには読んでみたいけど、何から読んだら良いのかわからない」
そんな風に考えている皆さんのために、SFファンでもあるロボット工学者の森谷幸弘博士にお話を伺いながら、先生がお薦めするSF小説を紹介していきます。
(森谷先生は5年後に小説『Ai needs Yu』に登場する架空の人物ですので、悪しからず)

追記:グレッグ・イーガンがないのは何故か? と友人に問われました。筆車は大好きな作家ですが、森谷先生はイーガンの登場以降SF小説は少し難しくなったと感じているようです。