セリフ詳細

「実際に近代的な題材を扱う詩人たちのうち、多くは二番煎じの、公式的な題材で満足している。こういう詩人たちはぼくらの勝利を、ぼくらの政治的ヒロイズムを、扱う。それも政府に指示されるから、報酬を貰えるからそうするだけのことで、いやいやながらやっている。だが、私生活からの題材であって、ずっとヒロイックなものだってあるのだ。社交生活の劇、大都市の地下に巣食う無数の無軌道な存在、犯罪者や囲われた女の劇。裁判記録や新聞から明らかなように、眼を開きさえすればぼくらは、ぼくらが所有しているヒロイズムを認識できる」

作品タイトル:死神はいつも嘘を吐く

エピソード名:探偵ボードレールと病める花々【第十八話】

作者名:成瀬川るるせ  rulerse

6203|学園・青春|連載中|122話|210,992文字

死神, ガールズラブ, 百合, 社会・思想, まったりタイム, 現代ファンタジー, チャットノベル大賞, 宅飲み, 日常, 創作論・評論

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今日もまったりライフの、田山姉妹と居候の死神少女が織りなす一幕劇。忍び寄る影には評論のチカラで立ち向かえ。死神少女たちの青春×思想に、抹茶ラテを添えて綴る日常ファンタジー。