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このル=グウィンさんの発言を読んで、ヒツジ、思いあたることがあったんです。

たしかに、
ひたすら〈今〉を、目の前の出来事だけを追う
(他は見ない)
という書きかた、考えかた。
一見クールだけど、じつはけっこう問題あるかも、と。

というのはですね。

ひたすら〈今〉を、目の前の出来事だけを追う
(ご本人によると「イメージを言語に落としこむ」)
という書きかたを得意としていらっしゃる、ある超~有名人気作家先生がですね。
お名前は伏せますけれども。

#皆さん、覚えてらっしゃいますか?
#treeで去年、素敵な企画があったでしょう。「Day to Day」という。
#コロナ禍のいま、人々を励ます短文を、プロの作家さんたちが、
#フィクションでもエッセイでもいいから寄稿する、
#という企画。
#(ヒツジはあの心意気にシビレて、NovelDaysに登録したんです!)

あのとき、その超~有名人気作家先生はですね。
次のような文章を書いてくださったんですね。

作品タイトル:『ル=グウィンの小説教室』をつまみ食いしちゃうのだ

エピソード名:第6章「動詞について:人称・時制って何?」(つづき)

作者名:未村 明(ミムラアキラ)  mimura_akira

149|創作論・評論|完結|41話|90,160文字

創作論, 創作のヒント, 小説の書き方, ハウツー, ル=グウィン, 文体, 人称, 視点, 翻訳

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ハウツー難易度:★☆☆~★★★(だんだん難しくなります)
ファンタジーの大家アーシュラ・K・ル=グウィンによる、小説の書きかた本。
"Steering the Craft"(あなたの技術/船の舵をとろうよ)
とても面白くて、役に立つアドバイスと練習問題がたくさんつまった本なので、ご紹介したいと思います。

『ル=グウィンの小説教室』という題は、今年の夏出版された日本語訳のタイトルからお借りしています。
『文体の舵をとれ ル=グウィンの小説教室』
(アーシュラ・K・ル=グウィン著、大久保ゆう訳、フィルムアート社、2021年)
でも、このエッセイ中の引用は、すべて未村が自分で訳しています。フィルムアート社の訳はいっさい使っていません。

アイコンは「ひかわさん」というイラストレーターの作品を使用しています。(イラストACよりダウンロード)

この作品はもともとコラボノベルでしたが、コラボレーターだった南ノ三奈乃さんが途中でリタイアされ、ご自身の投稿もすべてご自分で削除されました。
南ノさん、お忙しい中、ご協力ありがとうございました。