四人の彼

作者 yuma

[恋愛・ラブコメ]

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「最初は、ただの仕事のやりとりだった。」

『彼』とは仕事を通じてメールでのやり取りが始まり、やがてその交流が日常の一部になった。

テクノロジーに支えられたデジタルな関係の中で、彼の存在は徐々に私の心に深く入り込んでいく。

けれど、実際に会う彼は、メールの彼とは少し違う。
そして、それは私を救いに来てくれたあの時の彼とも、また違って見える。

彼の行動やメールの内容には、まるでプログラムの『コード』のように解読が必要な何かが隠されている。
仕事と感情が入り乱れ、私は彼の「本当の顔」を知りたくなる。

「対面で会う『実体の彼』」と「私の知らない『プロフェッショナルとして働く彼』」、そして「私をいつも優しく支えてくれる『メールの彼』」が私には全て別人に見えてくる。

私は文字の彼に安心感と信頼を寄せているのに、実体の彼の私を試すような行動が気になって仕方がない。

デジタルツールをメインとする間柄で、ビジネスと恋愛が交錯する中、私はつかみどころのない彼に悩みながら、それぞれの彼との距離を測り続け、近付いたり離れたりを繰り返す。

この物語は、新しいジャンル。

仕事の進行と共に二人の心の動きが進展していく、テクノロジーと恋愛が織りなす『テクノロジーロマンス』、略して『テックロマンス』です。

コメント:
■エピソード『再会』がターニングポイント。
『再会前』は恋愛・ラブコメ要素が強め、『再会後』はテクノロジー用語やミステリー要素が強めです。

■基本的に時系列順ではありますが、実話を小説化しているノンフィクション作品のため、思い出したときに過去のエピソードを追加することがあります。

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