必殺柳生新陰流 悲剣 一刀両段

[歴史]

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関ヶ原の戦いの後、真田信之は幕府より安堵された領地を二つに分けて子に継がせた。松代藩と沼田藩である。沼田藩の領主、真田信利は、松代藩を継承し再び一つの真田藩とすることを画策したが、それは成功しなかった。その後、政治に興味を失った信利は小姓から成り上がった三人の家老に藩政を任せたが、その暴虐な搾取により百姓たちの憎しみを買っていった。この物語の舞台は沼田藩がその失政のためにお取り潰しになる前夜である。藩の柳生新陰流の道場に学ぶ二人の若者の、契と悲しい宿命の物語である。
*『一刀両段』とは禅語で、一刀で天地を二つに分かつこと。

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