ガーネットの姫~救いの音色を甘く奏でて~ Case1カティンカの場合

[恋愛・ラブコメ]

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「利用するためだけに近づいた。こんな俺を、見損なったか?」

 ムツキの国の第一王子であるギルバート・ムツキ。

 そんな彼の婚約者を決めるためのパーティーに突然招待されたカティンカ。

 カティンカは、王家直々の招待を断るわけにもいかず、王宮にやってきた。しかし、すぐに疲れてしまい、中庭で猫や小鳥たちと戯れていた。すると、同じく疲れて抜け出してきたギルバートに出逢い……。

 険悪な雰囲気の中、怪我をした子猫が現れる。必死に使えもしない治癒魔法を使おうとするカティンカが面白かったのか、ギルバートは何故か手伝ってくれた。

 その子猫のことから、徐々に距離を縮めていくカティンカとギルバートだったが……ギルバートは、極度の女性不信だったこと、そして――カティンカが『ガーネットの姫』だったことが判明して……。

「私のこと、利用したければすればいいじゃないですか。見返りも何も求めたりはしませんから」

*****

「私が王子様の婚約者なんて勤まるわけがないじゃないですか!」

 男性不信の超がつくお転婆娘

 カティンカ・リッツ子爵令嬢

 ×

「俺はお前が良いんだけど?」

 完璧王子……の仮面をかぶった俺様ドS、女性不信のわがまま王子

 ギルバート・ムツキ

 男性不信の令嬢と、女性不信の王子の織り成すラブファンタジー!

*エブリスタ、野いちご、ベリーズカフェにも掲載中。

*表紙、アイコンはキャラット様にて作成させていただいたものを使用しております。

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