私はカメになりたい

作者 北山碧希

[社会・思想]

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普段日常的に感じている違和感について、哲学的に考察したことを3つのエッセイにまとめました。
私が描いたようなちょっとした違和感は別に気にしなければそれまでのことのように思われますが、実は人間の根本に関わるような大きな問題をはらんでいたりします。
この場合の違和感は決してただの気のせいなどではなく、(それが普通に見えたとしても)私達が本来そうであったはずの自然体の姿から外れていることを知らせてくれる、大切な信号であるように思います。
きっとこれを読んでくださっている方々の身の回りにもそういう違和感はあるのではないでしょうか。
情報・通信技術が加速度的な進歩を遂げるなかで、人間が本来持っていたもの、感じていたものが、いまこの時も失われつつあります。
高度な科学技術を手にした人類がそれらを完全に忘れてしまう前に、私達は自分達の本来の姿に気づく必要があると思います。
このエッセイが私達のこれからの在り方について立ち止まって考えるキッカケになれれば幸いに思います。

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