水平線の向こうまでは届かない

作者 さく

[現代ドラマ・社会派]

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土曜出勤していた洸太は、妹の千波が事故にあったとの連絡で、病院に駆けつけた。
入院した千波のもとに通ううち、その持ち物の中から、近頃めずらしいカセットテープをみつける。
もう聞くこともできないのに、千波はどうしてこんなものを持っていたのだろう?
やがて洸太は、すっかり忘れていた大学時代のことを、少しずつ思い出す。
バイトに明け暮れながら、母と千波と3人で暮らしていたあの頃のことを。
そして、新しい世界に踏み出そうとしていた、彼らのことを……。

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