緑のカンバス男と血文字女

作者 円目 旭

病室はまるで雪原のようである。その広さを独り占めしているかのように錯覚させるが、実際は降り積もる深雪に足を取られて、動き回ることが叶わない牢獄だ。
感染症が猛威を振るう最中に残された医師と患者の足跡を辿る。

ファンレター

ファンレターはありません