夜ではなく夜の憑依として

作者 shozoshozo

[ファンタジー]

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夏休みに軽井沢にある祖母の山荘を訪ねた中学二年生のちなみは、近隣の少年、均と親しくなる。彼は亡くなった母親に会える場所へとちなみを誘う。そこでは確かに女の声が聞こえた。恐怖を感じて森に逃げ出すとそこでも光る人型に出会う。
歳月が経過し、テレビ制作の仕事をしている夫と共に記憶を頼りに森を訪ねたちなみは、男と女の秘事とその顛末を知り、絵を描くのは「見えないものを見えるようにするためなのだ」との祖母の言葉の意味を改めてかみしめる。

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