口が滑る話

作者 宮島荘永

 あなたは一人の男とテーブルを挟んで向かい合って座っています。知り合って間もない、冴えない中年男性です。
 お昼時で、お酒が入っている訳でもないのに相手の男が突然言い出しました。
「私は無実の罪から逃れようと、未来からタイムマインでこの時代に逃げ来たんだ」
 どうしましょう?

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