「How much is this ?」
何処にでもいるサラリーマンの2人は、華金を満喫しようと飲み屋街を歩いていた。
金曜のゴールデンタイムであることで、メイン通りで空席である居酒屋は1つも無かった。
仕方なく裏通りで飲み屋を探していた2人は、閑散とした雑居ビルの4階にある"PriceBAR"と書かれた店を見つけた。
おそるおそる、店の前まで行くと、立て看板が置いてあり、こう書かれていた。
【このお店では、店員が値段を聞いてきます。答えれば何も起きないです。間違えれば失います。答えないのはもっと良くないです。】
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