雲峴宮に桜の咲く頃を待たずとも

作者 松平眞之

[歴史]

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 本土決戦を目前に控え主戦と講和に揺れ動く帝國陸軍の中枢。
 或いは二人が籍を置く第二総軍。
 原子爆弾が何もかもを奪い去って逝く。
 広島に於いて被爆し翌日薨去した、第二総軍教育参謀の雲峴宮李公鍝(うんけんきゅうりこうぐう)と、直後ピストルで後追い自殺して果てた御附武官吉成弘中佐の昭和20年8月6日を追う。

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