感電 第一部 十字痣の行方

[現代ドラマ・社会派]

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第一部 「十字痣の行方」
 日本仏教の○宗には「八老僧の誓願文」という仏祖・釈迦由来の宝物の存在を示唆する言い伝えがある。この宝物を見出した者は釈迦の縁者という待遇と現金十億円を宗門から受け取れると約されている。しかし千年を経た今でも行方は分からない。この宝物には釈迦のある想いが託されている。
 謎解きのキーワードは「十字」。物語には一代で一乗寺を中興した住職・白神英海。若き日の愛人で〇市立病院看護師長・米津幸。英海と幸の娘で幼くして一乗寺に引き取られた白神梨恵。米津幸のひとり息子で「子供食堂」を熱心に主催する米津依織。またコロナ禍で一旗揚げようと目論む野心溢れる僧侶。霊力を持つ四国の老僧。時に応じて梨恵を助ける探偵。コロナ禍でもあり登場人物の関係は複雑に入り乱れる。
 宝物は誰の手にそしてどんな意味が隠されているのか。


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