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ヒーローの真髄!

 南ノさんの叙情あふれる文章にとても憧れます。今回も目はディスプレイを追っているのに、目の前には幼い二人の戦いや、そして大人になった主人公が浮かび上がってきました。とくに、ホテルのルームサービスの描写に刮目、その場の空気感、そして少し「陰」の気配を含んだふたりの関係性までが伝わってきました。主人公が自分を犬に例えるシーンも、ちょっと自虐的で好きでした。
『強いから、ヒーローってわけじゃない。人に勇気を与えてくれるのが、本当のヒーローなんだ』ああ、本当にそう。読みながら、うなずいてしまいました。
 ユウシンに再開できて良かったね。心から主人公にエールを送りたい気持ちになりました。

返信(1)

不二原さん、お読みいただきありがとうございます!
もったいないお褒めの御言葉をいただき、恐縮の至りですが、とっても嬉しいです‼(*^^*)

主人公二人の幼い日の戦いを書いている時、実は私は不二原さんの『サヨナラはいつもの場所で』を思い出していました(本当です!)
私は、不二原さんのあの作品がとても好きなのです(*^^*)

それから、不二原さんが書いて下さったように、私が書くと、どうしても「陰」になると言いますか、要は湿り気(笑)が出てしまうんですね…^^;そこを不二原さんは大変好意的に「叙情」と捉えて下さって、感謝の気持ちでいっぱいです!

私は逆に不二原さんの作品のからっとした明るさ、「陽」の世界にすごく惹かれるんです。『青銀の風』などは正にそうですが、作品の中に吹いている風が大陸的と言うか、ウェットな抒情とは異なる、一種乾いた抒情があって痺れます。シルクロードに譬えると、中原の文化というよりペルシャ文化のような異国情緒溢れる色彩と雰囲気なんですよね!

不二原さんがNOVEL DAYSに帰ってきて下さって、本当に嬉しいです^^ 唯一無二の不二原ワールドを、心から楽しみにしています。…あ、でも、負担に思われないで下さいね。ゆっくり待ちます~♪♪