キリモドキ

作者 桐乃桐子

[日記・個人ブログ]

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42件のファンレター

日々雑記+読書記録その②です。
①の『桐一葉』は比較的まじめ路線でしたので、こちらは気楽に綴っていきたいと思います。

【キリモドキ】
ノウゼンカズラ科 キリモドキ属
《別名》 ジャカランダ、シウンボク(紫雲木)
きれいな紫色の花が咲きます。

ファンレター

第2話

実はこの本のレビューをネットで読んだときに、「あ、ダメ、芦川みたいなタイプ絶対無理」と即断したんですよね。
だって体調不良で一人だけ早く帰って、後日お詫びに手作りお菓子を配るなんて……そんなことしていないでサッサと早く寝て鋭気を養い仕事に備えろ、気の使い方が間違っているんだよと思いまして。こんな私冷たいかしら……みんなはどう読むのかしらと思っていたので、桐乃さんのレビュー読んでホッとしました。今回も桐乃さんとのシンクロ率100%! それから材料費のくだりにはモヤモヤ度200%!!

途中で二谷が男性ということにビックリしました。でも二谷の人物造型は何故かリアルに感じるのです。
私達は他人を理解していると錯覚しているだけで、不可解なのが人間なのかなと思ったりしているので。
陳腐なホラーよりホラーですね、なぜか段々気になってきて読みたくなってきました~(^_^;)

返信(1)

佐久田さん、まとまりのない長文をお読みくださり、ありがとうございます!
わー! 佐久田さんもでしたか! よかった~ (*´∇`*)
そうなんですよ、やっぱりそこですよね! お菓子なんて作っていないでしっかり休みなよ、そのために早めに帰らせてもらっているんでしょ、と思っちゃいますよね。
あと、個人的に、仕事の恩は仕事で返しなよ、菓子など余計なものはいらん、とわたしは思ってしまいました(^^;)
こういってはなんですが、ただの自己満足ですよね。甘いものが好きではないひともいるかもしれないし、他人の手作りのものを食べるのが嫌、というひともいるかもしれないのに。
でも、市販のものならまだしも、わざわざ作ってきてくれたものを断ってしまうと、周囲から「受け取ってあげたらいいのに」「冷たいひと」みたいに責められるという謎の同調圧力。もはや善意の押し売りに等しいような。
芦川さん、がんばる方向を全力で間違えていますよね……。あえてやっているのかもしれませんが。(怖い)
シンクロ率100%といってもらえてすごくホッとしました。よかった~。
材料費、ヤバいですよね。もう遠慮なく辛辣なことをいってしまうと、月に二千円とか六百円とか払って親しくもない同僚の手作りお菓子を食べるくらいなら、自分の好きなお店のスイーツを自分で買って食べたほうがいいです……。

あ、そうなんです、二谷は男性なのです。わたしの書き方がややこしかったですね、すみません(汗)
二谷と支店長補佐の藤さんが男性、芦川さんと押尾さんとパートの原田さんが女性です。

二谷が抱える屈託や矛盾は、わたしもところどころ身に覚えがあるなと感じました。
「他人を理解していると錯覚しているだけで、不可解なのが人間」
ほんとうに、おそらくそのとおりだと思います。自分から見える面しか相手のことはわからないし、それすらも理解しているといえるのかどうか。そもそも自分のことですら、ちゃんと理解できているとは言いがたいですから。
先ほど櫟さんへのお返事で村田沙耶香さんについて少し触れたのですが、『殺人出産』という作品に登場する主人公の姉の思考回路と行動理念がまったくもって不可解で(舞台設定自体がなかなかぶっ飛んでいましたが)、すっかり主人公に感情移入して読んでいたわたしまでゾッとしたことを、佐久田さんのこのお言葉を拝見して、ふと思い出しました。
(村田沙耶香さんの作品の世界観がとても好きです)

まじでホラーですよね。幽霊なんかより生きている生身の人間のほうが怖いとよくいうけれど、ほんとそうだなと思います。
(ホラー全般ダメなので幽霊も怖いのですが生き霊のほうがもっと怖い……;)
もしいつか機会がありましたらお手に取ってみてください~。お菓子をめぐる事件の顛末がまたモヤモヤ度MAXなので(^^;)
いつもありがとうございます(*´∇`*)