神様のくそったれ

[現代ドラマ・社会派]

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2件のファンレター

『それでも生きる、理由はまだない』
  
 健やかなるときも、病めるときも、喜びのときも、悲しみのときも、富めるときも、貧しいときも、神を愛し、敬い、疑いを持つことなく、その命ある限り真心を尽くすことを誓いますか――(でもそれって何のために?)

ファンレター

初めまして

凄い実話だと感じました。
子供さんのことは何とも言えないけど、きっと天国にいると思います。
典拠はコロサイの信徒への手紙にあります。
「くそったれ」と言いたい信徒も結構いるといると思います。
自分とか「本当に憐れんで下さるなら楽に死なせて下さい」とか内心祈ったりしてます。
世の中は本当に不条理でして。楽しく生きれる人もいれば、永遠に暗い人生を歩む人もいます。
ですが、皆必死なのですね。神様に重荷を預けてしまえば良いのに重荷を抱えて歩む人が多いです。
先生も重荷を背負って歩まれている方だとお見受けします。
あまり気負わないで無理なく無理なく過ごして頂ければ幸いです。
先生に責任はないです。責任は全て神様に押し付けてしまいましょう。
神様はご寛容なので、罵詈雑言を述べても真面目に聴いて下さいます。
先生は幸せになって良い方だと感じます。人を想いやれる心の持ち主だと感じますから。
余計なことを言ったと感じたらごめんなさい。
でも、先生の話を読んでやっぱり神様の前では正直が一番と再確認出来ました。
感謝です。ありがとうございます。

返信(2)

佐藤子冬さま、お手紙ありがとうございます。
(先生? 副牧師の先生かな……?)とそこそこ気になりつつ、じっくり拝読しました。
まず、つたない文章ながらも作意をくみ取っていただいて感謝しております。
つぎに、いえ、何よりもこの作品でよい実りが佐藤子冬さんの中にお出来になったことが最大限に嬉しいです。
それだけで書く価値があったというものです。
なので、このように鄭重なお手紙をいただき、大変恐縮するとともに、ものすごく安心しています。

私事ながら――ICU症候群やスパゲティシンドローム、もちろん四肢の抑制帯、また度重なる胃洗浄を経験しました。
それでもなおこのような題材を採るのは伊達や酔狂でもなく、必死だからです。
どんなに苦しくてもどんなに失敗しても挫折を味わい辛酸を舐め絶望して絶望して絶望のどん底でも、
「○○さんは今は悩んだり考えたり苦しまなくていい、今は神様に投げよう」と、
常にそう語ってきた、最愛の人を亡くしたのが去年の11月。彼女もクリスチャンでした。

ここに書くべき内容という点ではすでに逸脱していますが、お許しください。

最愛の人を亡くした自分が悔しくて、それが今わたしのバックボーンとなっています。
ですので、ひとかけらでも誰かの力に、ひとしずくでも誰かの癒しになれれば、
いや、むしろそうであらねばならない。
少々長くなりましたが、お手紙をいただいて大いに励みとなりました。ありがとうございます。
失礼致しました。
先生とは亜月先生のことを言ったつもりでした。
大切な方を失くされたのですね。
自分も若くして逝った友人や今は世を去った愛犬もいます。
自分語りでおかしな話かも知れませんが、自分が文章を描くきっかけも愛犬が動機でした。
おそらく、ご存知だとお見受けしますが、動物は教義上天国に入れないのが教会の主流です。
なので、自分は神様に祈り、好き友から「神は『全てに救い』をお与えになる」と言う不可思議な教義を啓示されました。文章に描く時、啓示文学としながらも現代ファンタジーを入れた物語の中でヒントが所々出る様に描いています。
信じられない様な話かも知れませんが、自分は好き友と夢の中で触れあい、幾つもの奇跡が重なって小教理までたどり着きました。
大まかに言うとこれまでの正統的福音的思想(自由意志論、信仰義認論、万民祭司論、奴隷意志論、二重予定論)、地獄の教理、万物救済論が調和されている信条です。
自分でもなぜ成立しているのか不可思議な信条だと思います。ですが、これで愛犬と自死した友人を天国に招く信条を神様から与えられたのだと信じられました。
長々と説明して失礼致しました。
亜月先生の文章を読めて良かったです。
大切な方の為に執筆するキリスト者に出会えてお導きだと感じました。
先生の文章を全部目に通すのは大分時間が必要ですが少しずつ拝読させて頂ければ幸いです。
本当に長くなりすぎて失礼致しました。
先生のメッセージが少しでも多くの人々に伝わる様に主イエス・キリストの御名によってお祈り致します。アーメン。