柴犬は月で笑う

作者 mika

[経済・金融]

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5件のファンレター

コロナショックで激変した世界。大恐慌以来のグレート・ロックダウンと呼ばれる中で、2021年5月に入ってなぜか空前のバブル状態です。過去の経済危機と現在はどう違うのか? 暗号通貨ドージコイン暴騰をめぐる狂騒、若者たちが投資ファンドに立ち向かったゲームストップ騒動などを考えながら、コロナショックの時代と向き合います。

※途中から課金になって「1分で100万円儲かる」「1万円を1億円にする」などと誘う怪しい情報商材ではありません。最後まで無料でお読みいただけます。ご安心ください。

表紙はAdobe StockからDenis Yevtekhovさまの作品を使用させていただきました。

ファンレター

さすがmikaさん!

mikaさんは(私にとっては)難しい話を、明確に記述することが得意ですよね。きっと頭の中が理路整然としているのだろうなぁ、といつも羨ましく思っています。この作品、暗号通貨に関する多彩な話題が、きらびやかな万華鏡のように綴られていて、そして何度も「くすっ」とするようなセンスのいいユーモアが小気味よいです。そこに加えて今回は、思考が縦横無尽に加速するような疾走感がクール! とても楽しめました。(*^-^*)

返信(1)

佐久田さん、お読みいただきありがとうございます! 金融・経済ネタをよく作品に取り上げておられる佐久田さんに楽しんでもらえて、とってもうれしいです^^ 「きらびやかな万華鏡」のようとすてきな言葉で評してくださり、書いて良かった~と思いました!
作中で紹介したヴィタリック・ブテリンは、日本でほとんど知られていないのですが、ビル・ゲイツやスティーブ・ジョブズに劣らない立志伝中の人なのです。モスクワ郊外のコロムナで生まれ、父母とともにカナダへ移民、19歳で暗号通貨イーサリアムを考案したんですよ。まだ27歳で、世界有数の金持ちの一人のはずなのに、相変わらずガリガリにやせていて、いかにもギーク(オタク)な外見です。そんなところがネット市民たちから親しまれ、ヴィタリックをモデルにした愉快なミームが数多く作られています。
先月、ヴィタリックが突如として410兆シバイヌ(SHIB)を焼却する(使われていないブロックチェーンアドレスへ送金して、意図的に消滅させた)事件が起こって、わたしは映画『ダークナイト』で、ジョーカーがマフィアから奪った札束の山に火をつけて燃やし尽くした場面を思い出しました^^ 金融市場はイーロン・マスクの言動に一喜一憂して乱高下していますが、イーロン・マスク以上に行動の予測がつかない、誰も予想できないことをやすやすとやってのけるヴィタリックに、今後も注目です。