ガリラヤの風ー個々の奇妙な証言ー

[学園・青春]

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第3回聖書ラノベ新人賞応募作品(12/31の段階で17,396文字)

「気づく感性のある人にだけ、分かればいい
ガリラヤの風がそよぐ場所は、リア充のところだけじゃない
教室の中で自分がモブキャラだと感じている人のところに吹くんだよ」


志門巌(しもん いわお)は私立ガリラヤ学院に通う中学2年生。「滑り止めしか受からなかった子が行く学校/どうしても子どもを私立に通わせたい親が選ぶ中高一貫校」と言われている学校だ。クラスの中心は高津法子(たかつ のりこ)率いる女子グループで、法子は「こんな学校、マジで来るんじゃなかった!」と毎日わめく。そのせいか、2年経ってもクラスの雰囲気は暗いし、愛校心も弱い。
「早く卒業したい」と思っていた5月のある日、志門は同じクラスの吉屋(よしや)に声をかけられる。吉屋と付き合ううちに、志門は変わっていく。この変化は中等部や高等部、学院の外にも広がっていく。



・・・

イエスが2000年前におこした、ガリラヤの風が
わたしたちのところにも届きますように。
特に、学校の狭い人間関係で苦しむ中学生たちのところに。
不登校の人、自分の性格に振り回されている人、退屈な日々を過ごしている人、
インターネットへの書き込みに後悔している人、
そんな人たちのところに、イエスの言葉、想いが届きますように。

ファンレター

第3回聖書ラノベ新人賞・佳作入選・祝

納得のいく入選作です。

まずはおめでとうございます。

個人的にはもう少し上の賞をとっても良い物語にも感じられました。

やはり専門家の方々の視る目は手厳しいです。

現代版聖書学園物語といった形の物語です。

歌を意訳でも善いから自分達なりに落とし込み、仲間外れにされている方を仲間として迎える話が印象的でした。
その仲間外れにされていた方がおこした奇跡も又良かったです。

又スマホを用いた比喩も見事です。

ヤモリ先生は入選なされたのですから、これからはプロフェッショナルと名乗られても宜しいかと思います。

先生という呼称もお使いなされても良いかと思いますが、キリスト者にとって先生は聖霊なので何とも言えません。

最後に。この度は入選、真におめでとうございます。ヤモリ先生の今後のご活躍を祈念致します。

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