五千八百分の三

[学園・青春]

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8件のファンレター

こんな青春もある。
*フィクションです。

ファンレター

タイトルが効いています

主人公の修吾くんはごく普通の16歳だけど、出来事の一つ一つを正面から受け止め、惑いながらも考える真面目な姿に好感が持てました。
「隣のベッドにいた康明と語り明かした」というシーンが好きです。目に浮かんでしまう。そして、康明くんが将来の夢を語っているところが泣かせる……。
病院独特の雰囲気や、時間の濃度、少年たちの病状の描写がリアルで説得力があります。(村山さん超得意分野ですね!)
たった三日だけど、それは特別な三日間。とても読み応えのある作品でした。

返信(1)

佐久田さん、「五千八百分の三」を読んでいただき有り難うございます。
分母が同じでも、元気な修吾にとっての三日と康明の三日はやっぱり違うんだと思います。
そこをもっと丁寧に切り取りたかったのですが、やっぱり説明的なところに字数を割いてしまっているんだろうな、と反省しています。
が、描いたシーンを目に浮かべていただいたり、泣かせるところや説得力があるならば嬉しいです。

今後ともよろしくお願いいたします。