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硬派か、と思いきや

村山さん、おはようございます!
「愛すべきものについて」、このタイトルを見た時、おお、ガチガチの論文形式か、と思いました。
実際に読み始めると、何気ない会話、ごく日常的な会話で、スッと入り込めました。でも、何かこの「普通っぽい会話」の中に、妙にそそられる、「読んで行かざるをえない」ものを感じました。
自然に入れて、そのまま読んで行ける…「愛」というテーマ、重そうなんだけど軽く、さりげなく描かれていて、セリフの中の( )の中の、お互いに相手を想像する気持ちも、おいしい味付けというか、惹かれる、楽しいものがありました。
最後のボスの言葉が、真実だと思いますが、それもやっぱりさりげなく書かれていて…
ふしぎな魅力というか、輪郭が大きく、でもつぶさに味わいがあるような、へんな表現で申し訳ないですが、楽しいお弁当箱を開いているような感じで読ませて頂きました。
面白かったです、一言でいって。
どうもありがとうございます!

返信(1)

かめさん、「愛すべきものについて」を読んで下さり有り難うございます。
「読んで行かざるを得ない」! それは一つの理想です。 今回、かめさんにそう感じていただけたのは凄く嬉しいです!
今回の課題は単なる「溺愛」ではないので、まあ、選考対象外でしょうけれど、僕としてはこういうのを考えて、作品にできたのである程度納得しています。
ボスの発言については、真実といいますか、やはり必要な要素ですよね。
今回は部下にそっぽを向かせましたが、この先の議論もあっていいかもしれませんね。
「楽しいお弁当箱」、素敵な表現でこちらも楽しくなりました。
有り難うございました。