タロットカードの雨

[ファンタジー]

44

3,328

4件のファンレター

県北の温泉地、奥雲間村に引っ越して来た私は、この4月に小学4年生になる。奥雲間村にはなにもないけれど、『長老』がいて、たまに『マレビト』が訪れ、お土産を置いていく。

ファンレター

これぞファンタジー!

佐久田さんの文章ってどれも、心にスッと入ってくるんです。飾らないというか、抑制が効いているというか……。演出のための「かわいそう」や「不幸」を描くのではなく、心の弱った人に寄り添っているような感じを受けます。この「タロットカードの雨」では、お父さんが、持ち込んだイカを焼いている気持ちがとてもよく伝わってくるし、葵の気持ちが徐々に解きほぐれていく描写が素敵だと思いました。

返信(1)

ファンタジーの書き手である唐乃さんにそう言っていただけると嬉しいです。
『心の弱った人に寄り添っているような』とのコメント、感無量です。私は文章に体力が無いので、すぐ端折ってしまうのですが、“飾らない“ ”抑制が効いている“と感じていただけたのなら怪我の功名かも(笑)コメントありがとうございました。