ある日 目が覚めたら

作者 TamTam2021

[社会・思想]

7

797

1件のファンレター

 ある日、目が覚めたら、人類が滅亡していた。それとも自分が死んでしまったのか。いつの間にか、自分がこの世で全くのひとりぼっちになってしまったら。そんなことを思いながら書いてみました。

ファンレター

不思議な世界

これは夢か現か…SF映画の世界に入り込んだような、不思議な感覚に陥りました。人類が滅亡し、自分一人だけが存在する。いや、自分が死んでしまったのか?不安で一杯な筈なのに、何処か客観的に見ている自分がいて…自分だけの王国で、取り敢えず、どてりと寝転んで様子見。誰も来そうもないからその辺りを彷徨いてみる。人は案外、タフガイなのかも知れません。こんな時にも腹が減り、しっかり、ちゃっかり生きているのだから。死んだら死んだで何とか生きるだけさ。何だかとても面白い表現ですね。最後の章は、とても奥深く哲学的な香りがしました。自分の死と人類滅亡は同じ線の上。自分だけが終わりで世界は続いて行くなんて有り得ない。自分が知らない世界は無いものと同じ。頭がクラクラして不思議な世界を彷徨う、麻酔から覚めたばかりの人になった気持ちです。この作品の世界を十分知り尽くすのには、まだまだ修行が足りないので、的外れな感想かも知れません。何度も読ませて頂きます。ありがとうございました。

返信(1)

ありがとうございます。いつもとても熱心に読んで頂いて感謝しています。これは人類が滅亡してしまったのか、それとも自分が死んでしまったのか分からなくなったというお話です。自分が死んでしまったという実感は全くないのですが、もしかしたらこれが死後の世界かも知れないし、あるいはパンデミックや核戦争で一夜にして人類が滅んでしまったのかもしれない。だからとにかく歩き回ってみるしかないが、考えてみればそれは同じようなことではないかと思うようになる。個人レベルで主観的に考えれば自分が死んでしまうことと世界がなくなってしまうことは、結局、同じようなことなのではないか。ここでルネ・デカルトの有名な言葉「われ思う、ゆえに我あり」を思い出します。ここに考えている自分がいるからこそ自分と世界は存在する、ということは死んでしまったら自分も世界も存在しなくなるということではないか。何かややっこしくて何を言っているのかよくわからなくなりました。すいません。