あの樹は

作者 TamTam2021

[社会・思想]

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新緑の季節になりました。生命の爆発のごとく萌えいずるように咲き乱れるこの季節の新緑は何と瑞々しいものでしょうか。葉の一つ一つが若い命で漲っているのが感じられます。この命の息吹を全身で受け止めたいものです。

ファンレター

漲る生命

そよぐ風に揺れる眩い新緑が目に浮かぶようです。青空に両手を大きく広げ、何処までも伸びようとする樹に漲る生命を感じました。写真や絵画では決して写しとることの出来ない美しきもの。心で感じ目に焼き付け、その薫りを胸一杯に吸い込む。そうすることで自らの内にも生命が漲って来るのだと思います。草花や樹に思いを寄せる詩人、星野富弘の詩画を思い出しました。「樹は自分で動き回ることが出来ない 神様に与えられたその場所で一生懸命生きようとしている…略…そんな樹を私は友達のように思っている」確かこのような詩があったように記憶しています。樹と私達は、限られた命の中で与えられた宿命を背負いつつも懸命に生きている所が似ていて親しみを感じるのでしょう。今年も巡ってきたこの美しい季節の中に私も静かに溶け込み、心に感じるまま内なる生命に耳を傾けてみようと思います。彩り豊かな素晴らしい詩をありがとうございました。

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