水戸にて、ゴドーを待つ

[現代ドラマ・社会派]

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2件のファンレター

高校三年生の僕は、コンテンポラリーの洗礼を東京ではなく、水戸で受けた。

ファンレター

運命のようなもの

るるせさん、こんばんは。
読ませて頂き、自分も水戸に行ったような気になりました。
というか、運命のみちびき、といっては大袈裟ですが、そういうものがある、というのを確認したような気になりました。

場所が持つ吸引力みたいなものも…。

「ゴドーを待ちながら」、本棚にあります(笑)

月並みになっちゃうかもですが、でも、楽しく、なぜか懐かしい気持ちで読ませて頂きました。
どうもありがとうございました!

返信(1)

かめさん、お読みいただけて嬉しいです!!
「場所が持つ吸引力」、これを文学批評用語(クリティーク)で「トポロジー」と呼び、作者にとってそういう土地を「トポス」(もとは「位相」って数学の用語です)と呼びます。
ベケット、そして作品では特に『ゴドーを待ちながら』は、花田清輝という批評家を経由して、安部公房がとても影響を受けた作家として挙げています。
水戸に興味を持っていただけただけで僕にも収穫モノです!!
水戸芸術館は、水戸室内管弦楽団があって、指揮者を小沢征爾がやっていました。と、書いたら村上春樹×小沢征爾、の対談本を久しぶりに読みたくなりました!!
いろいろ繋がっているもので、前述した花田清輝という批評家の孫は花田十輝といって、アニメの脚本家をやっているのですよ。特に彼が脚本の『宇宙よりも遠い場所』や『やがて君になる』は、アニメはちょっと、というひとが観ても感動する物語です。
こちらこそ、ありがとうございました!!