キリモドキ

作者 桐乃桐子

[日記・個人ブログ]

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42件のファンレター

日々雑記+読書記録その②です。
①の『桐一葉』は比較的まじめ路線でしたので、こちらは気楽に綴っていきたいと思います。

【キリモドキ】
ノウゼンカズラ科 キリモドキ属
《別名》 ジャカランダ、シウンボク(紫雲木)
きれいな紫色の花が咲きます。

ファンレター

第3話

読み終わって、とてもすがすがしい気持ちになるお話でした。
それは、私たちが知らず知らずに抱いてしまっている固定観念を取り払い、そこに爽やかな風を送りこんでくれるエピソードだからだと思います。
今どきの若者は…、〇〇〇世代は…、ご老人は…など、ついカテゴリーの中に放り込んで理解したつもりになってしまいますが、実はそれらが大して根拠のない、マスコミの受け売りのようなものに過ぎないのだと改めて気づかされます。
両親の問題を抱えながらも、立派な社会人になった若者。年齢には関係なく、人間として本当に尊いですよね^^
昭和20年代生まれの方も、素敵です。昭和20年代の尻尾の方と考えても、その御年齢は……うわっ、すごい!そういう方が発する「インスタ映えじゃのう」の一言、粋でカッコよく、とっても味があります。

そして、肝心なのは……ふたりの若者がわざわざ就職の挨拶のために桐乃さんを訪ねてきた、ということではないでしょうか。それは普段から桐乃さんが固定観念に捉われず、個人対個人として、誠実に相手と向かい合っていらっしゃることの証しだと思います。人間関係って決して一方通行ではないですもんね。もし最初に、「この人たちはアルバイトに過ぎない」とカテゴライズしてしまっていたら、こうした煌く一瞬に出会うことは永遠にないのだと思いました。
ラストの「襟を正す」という言葉には、こうした瞬間を呼び寄せる桐乃さんご自身の生きる姿勢や、年齢や立場に捉われず他者を見る視線といったものが端的に表れている気がして、読者もまた襟を正す思いになります(*^^*)

返信(1)

南ノさん、お忙しいなか、わたしのささやかな日常のエピソードをお読みくださり、そして温かいお言葉の数々をいただきまして、ありがとうございます!
お返事が遅れて申し訳ありません。偏頭痛に悩まされ少し休んでおりましたが、なんとか復活いたしました。

「すがすがしい気持ちになるお話」といっていただけて、とてもうれしく思います(*^^*)
固定観念の厄介なところは、知らず知らずのうちにそれがあたりまえのように意識に刷り込まれて、自分の視野を狭くしてしまうことですよね。色眼鏡といいますか。
無理やり枠に嵌め込んで理解した気になっても、人間は十人十色で、本当はひとりひとり全然違うのに。
固定観念や先入観から十把一からげに扱うのではなく、自分の目で見て評価や判断をしていきたいと思います(*´-`)

昭和20年代生まれの御仁は、戦時中のお生まれなので、現在70代半ばでいらっしゃいます。つい数年前までいかつい単車を乗り回していらして、とにかくめちゃくちゃお元気です。
(ご自身の判断で、この歳でバイクは危険だからと、数年前に手放すことにされたそうです)
あの「インスタ映えじゃのう」のひとことはものすごく威力がありました(笑)
インターネットを利用しないしテレビも観ない方なので、そういう流行り言葉みたいなものには疎いものと、これも一種の思い込みではありますが……そう思っておりましたので(^^;)

ものすごく過分なお言葉を頂戴して恐縮です(アワアワ)
南ノさんはわたしのことを買いかぶり過ぎです~(滝汗)
でも、そんなふうに好意的に受けとめていただけて、とてもありがたく思います(*´ω`*)
今回の件は、彼ら二人の心根の良さからもたらされた、思いがけないハッピーな恩恵でした。誠実なひとのふるまいというのは、こんなふうに周りをしあわせな気持ちにしてくれるものなのですね(*´-`)
親子ほども歳の離れた若いひとたちから学ぶこと、教わることはたくさんあります。

なるべく偏見のないフラットな視点でものごとを見るようにしたいと常々思ってはいるのですが、それがなかなか難しく……。
南ノさんの、いつも思慮深く穏やかで透明度の高い眼差しとそのお言葉は、触れるたびに眼と心が洗われるような清らかな心持ちになれてホッと癒されますし、わたしのほうこそ、襟を正す思いです。
いつもすごく丁寧に読み込んでくださって、しかももったいないようなありがたいお言葉をたくさんいただいて、本当にありがとうございます(〃ω〃)

先日は『私にふさわしいホテル』の、主人公と東十条がひょんなことからタッグを組むいきさつについてご説明をいただき、ありがとうございます!
もう気になって読みたくて仕方なくなって、あのあとすぐにネットで本を取り寄せました。無事に届きましたので、次のお休みの日にゆっくり読みたいと思います。
すてきな本をご紹介いただいてありがとうございます(*´∇`*)