星屑のジグ

作者 mika

[学園・青春]

21

2,565

4件のファンレター

待ちわびた武道館公演。学校を休み、人生初めてのライブへ向かう。
あのイントロが流れた瞬間から、夢の世界へふっ飛んで…

※1曲目は「Rebel Rebel」、最終曲は「Ziggy Stardust」(2004年3月8日の来日武道館公演)をイメージしていますが、どうぞお好きな曲を思い浮かべてお読みください♪

ファンレター

星屑のジグ

とっても素敵な作品でした!
今はこういうコンサートに行かれないからこそ、その輝きが幾重にもまぶしさを増すような気がします^^
特に「永遠の二時間十数分が終わり」からの部分が本当に絶品で、あの身体感覚の描写の鮮やかさ、そしてラストの主人公の見る夢の美しさにうっとりしてしまいました(*^^*)
「明日は憂鬱そうな顔で登校しなきゃ」の一言にくすっとしつつ、あの言葉を呟いた後、主人公の女の子はちょっと「憂鬱そうな顔」の練習をしてみたんじゃないかなと想像して楽しみました。
かわいらしい主人公の顔が目に浮かぶようでした。

返信(1)

南ノさん、お読みいただきありがとうございます! 「主人公の顔が目に浮かぶよう」と言っていただけて、とってもうれしいです! わたしが描写していない、彼女の表情まで想像してくださり、胸がいっぱいになりました^^
この主人公は、わたしの小中高大学まで一緒だった幼なじみをモデルにしているんです。親戚の法事などと言って学校を休んで、こっそりライブに行っていました。無断欠席ではなくて、律義に休みの連絡を入れるところが、真面目でかわいいなぁと思っていました。
南ノさんの「声の記憶」を読んで、わたしも「音」の記憶ってずっと忘れないものだなと思い返しました。本作の主人公が夢見る世界は、デヴィッド・ボウイの「Ziggy Stardust」や「Starman」からのイマジネーションです。Starmanのサビ前の印象的なリフを聴くだけで、幼なじみと一緒に過ごした高校時代が鮮やかによみがえり、70年代当時のボウイの写真を持ち歩いて、ヘアスタイルを真似たりしていた姿を思い出します。彼女がアコースティックギターの弾き語りで「Over The Rainbow」をよく歌ってくれたんです。今でもこの曲名を見ると、エリック・クラプトンが歌う本物の「Over The Rainbow」ではなくて、クラプトン風に歌う彼女の歌声が脳内で流れます^^

話は変わりますが、台灣懶惰日記の方で東京のワクチン大規模接種会場でキャンセル待ちに毎朝五時頃から人が並ぶと書きましたよね。夫が接種を受けた時点ではそうでしたが、つい最近では深夜からキャンセル待ちに並ぶ徹夜組が大勢いるそうです! びっくりしました。それで来週から予約なしの人には、たとえ会場前に並んでも接種しないと新しい告知が出ました。さまざまな事情でネット予約が出来ない人たちが、深夜から待っていたのかもしれませんね。