星屑のジグ

作者 mika

[学園・青春]

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4件のファンレター

待ちわびた武道館公演。学校を休み、人生初めてのライブへ向かう。
あのイントロが流れた瞬間から、夢の世界へふっ飛んで…

※1曲目は「Rebel Rebel」、最終曲は「Ziggy Stardust」(2004年3月8日の来日武道館公演)をイメージしていますが、どうぞお好きな曲を思い浮かべてお読みください♪

ファンレター

mikaさん、素敵!

私の場合、「レッツ・ダンス」が頭に鳴り響きましたよ! 親日家のデヴィッドボウイは来日して京都にいたとき、(私の血肉となっている)平沢進率いるバンドP-MODELのライブにお忍びで訪れているんですよね。そこから一目置いた記憶が。(←何様)ライブの高揚感と終わった後の昂ぶりの余韻が、とっても綺麗に描かれている! そして要所要所の色使いが鮮やかで、ラストはお見事な着地……。私は昔からライブが大好きで(音がビリビリ肌を突き刺してくるのが快感)、コロナで行けなくて残念なんだけど、mikaさんの作品を読んだら臨場感を思い出してとっても楽しかった。mikaさんのバリエーションって凄い!

返信(1)

佐久田さん、さっそくお読みいただきありがとうございます! ボウイが平沢進のライブにこっそり足を運んでいたとは、初めて知りました^^ わたしの夫も平沢進が好きで、『HYBRID PHONON』のライブ映像を気に入って観ています。わたしは「白虎野の娘」や「夢みる機械」が好きですよ♪
「レッツ・ダンス」は明るい曲調なのに、どこかもの悲しい歌詞が印象深いです。ミラーボールの下ではなく、月光の下で踊っているんですよ。近年、世界的に流行した「Party Rock Anthem」のようなノリノリのクラブダンスミュージックとは、一味違った魅力があると思います。
ライブの臨場感を思い出してもらえて、書いて良かったと思いました! コロナ禍ですっかりライブハウスが悪者にされてしまい、悲しく思っていました。本作の語り手の女の子は、わたしの小中高大学まで一緒だった幼なじみがモデルです。70~80年代の洋楽にとっても詳しくて、とりわけクイーンとデヴィッド・ボウイの熱狂的ファンで、バンド活動もしていました。わたしはクラシック畑で育ったので、彼女がいなければボウイもフレディ・マーキュリーも知らなかったでしょう。初めて訪れたライブハウスで、彼女の歌声を聴いた時のドキドキは忘れられない思い出です^^
ライブの高揚感と終わった後の余韻が残るふわふわした感じが伝わって、うれしいです。素敵なお言葉をありがとうございました!