五月の死神

[ミステリー]

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20件のファンレター

――佐伯さん、あなたずいぶんね。せっかくお手紙さしあげたのに知らんぷりして……。
昭和初期のミッション系高等女学校。
クラスの女王・杠和子と、「死神」とあだなされる佐伯文枝。
二人の少女の関係は、意外な方向に動き始める……。

※本作は昭和八年(1933年)に起こった「三原山女学生心中事件」をモチーフにしていますが、作品内容は作者の純然たるフィクションです。

ファンレター

なんと美しい百合の世界。

本日で10話まで読みました。時代を感じさせる会話が、実に美しく、ときに妖艶で、ため息がでます。三原山事件は薄い知識だけですが、あぁ、あの目撃者は、あの二人は、と、もうこの物語と完全にリンクしてしまってます。これからが、また盛り上がりますね!南ノさん、わぬわくそわそわしながら待ってます!

返信(1)

半径さん
もったいないようなお褒めのお言葉、ありがとうございます!
「三原山事件」についてなのですが、新聞沙汰になり、その後「三原山ブーム」を巻き起こした「あの事件」の前に、当初はマスコミに知られていなかった、もう一つの事件があったんですよね。
私はそのふたつの事件の時系列をちょっと変え、内容はあくまでフィクションとして書いているのですが、半径さんのように「三原山事件」をご存知の方に、「ほほう、そうきたか」と思っていただけるような展開にできたらいいなあ、とひそかな野望(?)を抱いております^^(…なあんて言っちゃって、結果は「改悪」と思われてしまう可能性も少なからずあり…汗)
とにもかくにも、既に連載も半ばまで来てしまいましたし、後は野となれ山桜(笑)、明日からの第二章も、どうかよろしくお付き合いのほどお願いいたします!