出生数の背景にあるもの

作者 TamTam2021

[社会・思想]

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日本の出生数が過去最低を更新しています。昨年は76万人で、この数字は予測よりも十二年も早いということです。子育てが困難である様々な社会背景が原因とされていますが、私は見逃してはならない現代社会特有の背景があると考えています。それは・・・

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コスパ タイパよりも尊い幸せ

出生数が減少し続けていることは深刻な事態なのだと改めて考えさせられました。経済合理化という問題が妨げになっているのですね。子どもにかかるコストは莫大で成人しても、大学で財産のかなりの部分を使い、卒業しやっと就職して一安心の筈が、上手く行かず早々と退職することも十分あります。親は脛をかじられ続け、時間も湯水のようになくなり心配事も沢山あり辛く悲しいことばかり。コスパ、タイパ重視の世の中では出生数が減少するのがよくわかる気がします。更にここ数年で追い討ちをかけたのは、コロナと戦争ではないでしょうか。コロナで地域のコミュニティが激減し、今までの伝統や行事はやらなくても特に困らなかったので、コスパ、タイパを考えるとこれからもやらなくても良いのではないかと楽な方に流れてしまったと思います。又、戦争は暗い影を落とし、こんなに不安定で先の見えない世の中では希望が持てない。自分達の生活だってどうなるのかわからないのに、子どもなんて持てない。と思慮深い今の若い人達は思うでしょう。コスパ タイパよりも尊い幸せがあるのだと気付いて欲しいのですが、私も先の見えない未来を憂いている一人なので何とも言えないのが現実です。

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