通勤地獄

作者 古森 遊

[ホラー]

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いつものように会社に向かうため
いつものように駅で電車を待っていた
いつものようにやって来た電車は……

『小説家になろう』の夏ホラー2020参加作品。

ファンレター

感想の現実の方が怖い((( ;゚Д゚)))

圭さま、ご感想ありがとうございます。

>日本人の生真面目さもさることながら、柔軟さを失って型通りの「姿勢」を保たないと評価されないこの国

この小説で描きたかった恐怖の根幹て、まさしくそれです。
そして、圭さまがこれまで会社(上司)から要求されてきた、あるいは要求されている内容に恐怖しました。
古森の場合は車社会に生息しているので、このお話のような状況には縁がありません。けれど、かつてぎゅうぎゅう詰めの地下鉄に乗って通勤していた日々を思い出し(今、あの状況で通勤するしかなかったら……)と想像したところから、この恐怖のお話が生まれました。

今、この国では『全体の感染者は増えているけど、重傷者の割合は低いからまだダイジョウブ、ダイジョウブ、Goto!』って、言い聞かせられちゃうんですよね。それで実際に旅行に行くし、迎える施設も稼働しちゃう。

国民)えー、本当に大丈夫なの?!
政府)ダイジョウブ、ダイジョウブ!(大丈夫とは言ってませんよ。字が違うでしょう?)
ってやつでしょうか。
不思議の国 ニッポン……

でも、国が悪いとは言えませんよね。現政権を選んだのは大多数の国民なわけですから。
これまで、なーなー社会にどっぷりと浸ってきたツケを、今の私たちは命懸けで支払ってるのかもしれません。

やはりリアルの方が救いの無い怖さですね。
それでも今後選挙があれば、また結局は現政権に一票を入れてしまうかもしれない。
そういう『通勤地獄』の中に、もう乗ってしまってる気がします。




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