第6話

文字数 706文字

コミュニティー・サード



vs ユーフォニア



コミュニティー・サードはオアシスを中心とする、大富豪たちが大勢住んでいる都市。

緑が溢れており、この荒野の世界でも穏やかに生活している。



ギルドからの依頼で、大富豪アルファードが暗殺者のユーフォニアに狙われているので捕縛してほしいとのことだった。



アルファード興の屋敷に着くと。粘土で作られた壁の側面に大きな窓が並んでいる、薄茶色の豪邸だった。



「これなら、スナイパーライフルで狙撃しやすいな、」



そう言ってシドは、召使いの案内でアルファード興に謁見した。
「はじめまして。俺が賞金稼ぎのシドだ。」



「ああ。はじめまして。アルフォートだ。今回は暗殺の腕がたつというユーフォニアに狙われている。警備のものもこの屋敷にはいるのだが、それだけじゃ不安になってしまってな。ギルドの紹介でシドを雇ったのだ。」



「俺がユーフォニアを屋敷の外からスナイパーで狙撃して無力化するから、捕縛は屋敷内の警備員にお願いする。

ただし賞金額は全部俺がもらう。それでいいか?」



「ああ。それで構わない。よろしく。」




そして夜



屋敷の暗がりからユーフォニアがアルファード興に対して

仕込杖を抜いた直後のすきができるタイミングで



富豪の屋敷の外から電撃弾でユーフォニアを無力化するシド



「あばばばばばばばばあばばっばっっばばばあばっばば。」



電撃のショックで意識を失うユーフォニア



そして大勢の警備員たちがユーフォニアを捕縛した。



「さすが天才射撃手シドだ。今晩で決着がつくとは思わなかった。」



「賞金稼ぎの経歴が長いから、暗殺者の思考が読めるのさ。」



「ああ。謝礼金として私からも大金を払おう。恩に着る。また何かあったらよろしくたのむよ。」


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