第7話

文字数 1,228文字

コミュニティー・サードでの出会い





懸賞金でオアシスの街コミュニティー・サードで一時の豪遊にあけくれるシド。



カジノのビリヤード場で勝負をしていると、フラッと見知らぬ派手な男がシドに声をかける。



「おお〜。お前もしかして、天才射撃手と言われるシドじゃないか!」



「誰だ。お前。」



「オレっちはハクタク。ただの大富豪にいっけん見えるがこれでも有名なブローカーさ。なにかお困りごとはない?金次第でいろんなコネを紹介できるぜ。」


「いいや。得には・・・・。ああ、愛銃のスナイパーライフルの調整がしたい。腕のたつ武器屋はいないか?」



「お!それなら、オレっちのマイスイートの店がちょうど今は手漉きのハズだ。紹介するからついてきてくれよ?」



「金は後払いでいいのか?」



「ブローカーは信用第一。気に入ってもらえないで紹介だけしたら、料金の上げ下げの連続で手間だろ〜?」



「意外とちゃんと考えているんだな。ただの調子のいいチャラ男と思っていた。」



「いいって、いいって。じゃ、さっそく行こうか!」



ブローカーと中の良い武器屋の娘マキノに出会うシド。




「コッコでーす!武器屋エルステッド・ナイト。マイハニー!いるかい?」



「誰がマイハニーよ!また冷やかしに来たの!?」



「いやだな〜。今日はお客様を連れてきたよ。あの有名な賞金稼ぎシドだよ〜!」



「シドだ。よろしく。スナイパーライフルの調整とあと弾薬がいくつかほしい。」



「あいよ!任せてちょうだい。見た所結構な傷と少しの歪みがあるみたいだね。」



「よくわかるな。」



「これでも子供の頃からこの武器屋エルステッド・ナイトの手伝いをしているからね。腕には自信があるのさ。」



「シドっち。どう?ここは気に入った?」

「ああ。エルステッド・ナイトで整備を任せることにする。いくらだ?」



「うんうん。10000万ベルかな。富裕層も知る人ぞ知るお店だからね。」



「わかった。あとでギルドを通してお前の口座に振り込んでおく。助かった。」



「じゃあ、このスナイパーライフルは一時的に預かっておくよ。」



「ああ。頼んだ。整備が終わるのはいつ頃だ?」



「2周間ぐらいかな。整備が終わったらギルドに連絡するから、その間はこの都市にいてほしい。」



「わかった。」

ギルドが運営する酒屋でのトラップ使いミズチとの出会い



同じ感性を持ったミズチとバディを組んで仕事をするようになるシド



ミズチがトラップでシドが待機している狙撃点まで誘導して、賞金首を捕獲するのがセオリーになる。




ミズチは密かにマキノに対して恋心をもつようになる



こっそりとシドは事情を説明するとマキノは豪快に笑った。




「私もミズチのこと好きだったんだ!ありがとね!早速告白してくるわ。」



そのまま二人は結婚を景気に光の世界に戻っていった。



「コマメにギルドに手紙を渡しておくから寂しくなるなよ。」



「そーそー。実は寂しがりなんでしょう?」



「うるさいな、この頭でっかち共め。近状報告楽しみにしてるからな。」



「ああ。じゃあ、さようならだ。絶対に死ぬなよ。」


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