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文字数 333文字
ある日、日向ぼっこをしていた猫のクロは、隣りにいた猫のシロに言いました。
「ねぇ、今夜月まで行ってみよう」
驚いたシロはクロに言います。
「無理だよ」
「どうして?シロは月に行ってみたいと思わないの?」
「そりゃ、行ってみたいさ。でも、あんなに高い所へどうやって行くのさ」
「うん、そうだな」
クロは考えました。
「よし、物置にあった梯子をかけてみよう」
西の空にか細い月が見え始めると、クロとシロは家の屋根から梯子をかけてみました。
だけど、月には届きません。
クロは「今日は三日月だから、届かないんだよ」と言いました。
何日かして、今度は満月の夜にもう一度梯子をかけてみました。
でも「やっぱり届かないよ」とシロ。
「全然届かない、無理だ」
クロとシロは梯子では月に行けないことを知りました。
「ねぇ、今夜月まで行ってみよう」
驚いたシロはクロに言います。
「無理だよ」
「どうして?シロは月に行ってみたいと思わないの?」
「そりゃ、行ってみたいさ。でも、あんなに高い所へどうやって行くのさ」
「うん、そうだな」
クロは考えました。
「よし、物置にあった梯子をかけてみよう」
西の空にか細い月が見え始めると、クロとシロは家の屋根から梯子をかけてみました。
だけど、月には届きません。
クロは「今日は三日月だから、届かないんだよ」と言いました。
何日かして、今度は満月の夜にもう一度梯子をかけてみました。
でも「やっぱり届かないよ」とシロ。
「全然届かない、無理だ」
クロとシロは梯子では月に行けないことを知りました。
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