文字数 432文字

隣の国で三匹はマークに会うことができました。
「こんにちはマーク。僕たちロケットを作りたいんだ、協力してくれない?」
マークは重そうなメガネをかけて設計図を見つめ、じっと動きませんでした。
と、何か良いことを思いついたようにニヤリ笑い、設計図に手を加え始めました。
どんな考えが浮かんだのでしょうか、三匹はマークと設計図を交互に見ながら完成を待っています。
時計の長針が一周した頃、マークがペンを置いて頷き「よし、作ろう」そう叫びました。
シロとクロ、ジョンはマークが完成させた夢の設計図に目を輝かせました。
これが出来上がったら月に行くことができる、ワクワクしました。
しかし、嬉しそうな三匹を横目にマークは難しい顔付きで「でも」と続けます。
「困ったな、これを作る道具はあるけど、ここには材料がないんだ」
四匹は図書館へ行ったり、新聞を読んだり、材料について調べました。
どうやら川を挟んだ隣りの国に行けば、必要な材料が全て揃うようです。
四匹は川の向こうへ行ってみることにしました。
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