文字数 424文字

山を挟んだ隣りの国に到着すると、まずこの国の王様に会いに行きました。
「どうして喧嘩しているのですか?」
「そんなことは忘れてしまった。それより、君たちはどうして喧嘩を止めたいのだ?」
「これです」
四匹は夢の設計図を見せました。
王様は設計図に夢中になりました。
「喧嘩、おわり!!」
大きな声でそう言うと、家来に「あれとこれとそれを持って来い」と命令します。
家来が持ってきたのはこの国で揃えることのできる設計図の材料でした。
それを全部四匹にくれました。
四匹はサイの子供の国に帰る途中、サイの国の大人たちに会い、この国の王様が喧嘩を止めたのだと伝えました。
喧嘩が終わったことを聞いたサイの国の大人たちは、皆自分の国へと帰っていきます。
サイの子供のお父さんも一緒です。
どうして喧嘩していたのか、誰もがよく分かっていませんでした。
サイの国に戻ると、サイの国の王様が残りの材料をくれました。
サイの国の王様はなぜ喧嘩が始まったのか、そのきっかけを思い出せませんでした。
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