研究員集合
文字数 417文字
放課後、徹の方から由梛の教室に向かった。
「ちょっと用事があるんだけど、つきあってもらっていい?」
由梛は静かに頷いた。雰囲気こそいつもと違うが、その様子は平静だった。昨日の帰り道のことが嘘のようだった。
しかし、徹は意識して、由梛の名前を呼ばないように勤めた。
徹は無言で、由梛を連れ、阿部さんの教室に向かった。
誰かに呼び出してもらうのは気が引けたので、徹は教室を覗いた。
阿部さんは徹に気付くと、鞄を持って教室を出てきた。
由梛を見て言う。
「もしかして、研究会に入ってくださる方ですか?」
「まだわかんないけどね」
由梛が答えないので、徹が変わりに答える。
「そうですか。それでは、まず部室に案内しますね。そこで活動内容など話し合いましょう」
そうして、彼女は二人を先導する。
初めてあった時と、ずいぶん印象が違った。部員が集まって浮かれているようだ。案外、わかりやすい性格なのかもしれない。
「ちょっと用事があるんだけど、つきあってもらっていい?」
由梛は静かに頷いた。雰囲気こそいつもと違うが、その様子は平静だった。昨日の帰り道のことが嘘のようだった。
しかし、徹は意識して、由梛の名前を呼ばないように勤めた。
徹は無言で、由梛を連れ、阿部さんの教室に向かった。
誰かに呼び出してもらうのは気が引けたので、徹は教室を覗いた。
阿部さんは徹に気付くと、鞄を持って教室を出てきた。
由梛を見て言う。
「もしかして、研究会に入ってくださる方ですか?」
「まだわかんないけどね」
由梛が答えないので、徹が変わりに答える。
「そうですか。それでは、まず部室に案内しますね。そこで活動内容など話し合いましょう」
そうして、彼女は二人を先導する。
初めてあった時と、ずいぶん印象が違った。部員が集まって浮かれているようだ。案外、わかりやすい性格なのかもしれない。